読書短感想文 「アスラクライン⑩」「僕がなめたいのは、君っ!」「リリスにおまかせ!」 ~怒濤の展開でターニングポイント&安定類型水準作2つ~ 「アスラクライン⑩科學部カイメツ」 三雲 岳斗・作 電撃文庫刊 設定の回収に余念がない展開で、1巻からのあのキャラの正体がついにあきらかに。更に状況は危機感を増す一方・・・どころかラストでは激動の展開が待ち受けるというシリーズのターニングポイント。いわば「東京上空」ですよ。… トラックバック:0 コメント:0 2008年10月11日 続きを読むread more
読書短感想文 「ガジェット・ポップ」「魔女ルミカの赤い糸&2」「イキガミステイエス」 ~ラノベマイスターの逸品&水準作たち~ 「ガジェット・ポップ ~蒸気帝国騒動記~」 川崎康宏・作 GA文庫刊 川崎康宏ファンには微妙な評判の本作。とはいえ台詞と地の文とのかけあい、その切れ味は健在でけっこう楽しめます。内容そのものも切れ味抜群。何かバスター・キートンのサイレントコメディを見ているような。「小説」としての内面描写や… トラックバック:0 コメント:0 2008年09月07日 続きを読むread more
読書短感想文 「葉桜が来た夏」「アスラクライン⑨」「セキララ!!」「フォーソルティアの風」 ~安心して読める佳作たち&恐怖!劣化宮崎アニメ~ 「葉桜が来た夏」 夏海 公司・作 電撃文庫刊 第14回電撃小説大賞奨励賞。 王道のボーイ・ミーツ・ガールでいうなれば落ちもの(落ちるのは宇宙人)です。 女だけの宇宙人種族というほぼギャグ設定ながら内容はシリアス。同種の設定の中ではバランスが実に良く。仲良くなる課程も王道で、秘… トラックバック:0 コメント:0 2008年08月30日 続きを読むread more
読書短感想文「Caos Kaoz Discaos」「ミステリクロノⅡⅢ」「ガン×スクール=パラダイス ~水準作、秀作たち&部分的にイタイお馬鹿作~ 「Caos Kaoz Discaos カオス・カオズ・ディスケイオス」 小野 正道・作 ファミ通文庫刊 第9回エンターブレインえんため大賞優秀賞。 まあ安定作。ファミ通文庫よりは電撃文庫向きなちょいとおどろおどろしい部分ありの現代伝奇。とはいえ萌えあり泣かせありといかにもライトノベ… トラックバック:0 コメント:0 2008年08月04日 続きを読むread more
読書短感想文 「量産型はダテじゃない!」「旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。」「ガラクタ・パーツ」 ~安定作&不出来め水準作&このライトノベルが地雷~ 「量産型はダテじゃない!」 柳実 冬貴・作 富士見ファンタジア文庫刊 第19回ファンタジア長編小説大賞準入選。 部分的に暑苦しかったり、自己陶酔的な箇所はちょっと苦手。それ以外は安定感がある作品で、きちんと過不足なく作っています。2面性のあるキャラをはじめ、キャラクター描写も… トラックバック:0 コメント:0 2008年07月30日 続きを読むread more
読書短感想文 「千の剣の舞う空に」「ストップ☆まりかちゃん!」「海賊彼女」 ~バランスの良い青春ジュブナイル&微妙作たち~ 「千の剣の舞う空に」 岡本タクヤ・作 ファミ通文庫刊 第9回エンターブレインえんため大賞優秀賞。 いかにもファミ通文庫らしい、バランスの良い青春ジュブナイル。 登場人物の挫折感や喪失感が嫌みにならない程度に適確に描かれ、行動原理には瑕疵がなく。 ネットゲームと現実という二面性… トラックバック:0 コメント:0 2008年07月26日 続きを読むread more
読書短感想文「塔の町、あたしたちの街」「パラダイス ルネッサンス」「7/7のイチロと星喰いゾンビーズ ~重たい力作&未分化期の微妙作&いまひとつ抜けない水準作~ 「塔の町、あたしたちの街」 扇 智史・作 ファミ通文庫刊 第5回エンターブレインえんため大賞の編集部特別賞でデビューした扇氏の近作。前作「永遠のフローズンチョコレート」以来この業界と決別したのかとはらはらしてたんですが、なんとファミ通文庫から引き続いて新作が登場するとは… トラックバック:0 コメント:0 2008年07月23日 続きを読むread more
読書短感想文 「サージャント・グリズリー」「under 異界ノスタルジア」「藤堂家はカミガカリ」 ~中途半端な未消化作&バランスの良い佳作たち~ 「サージャント・グリズリー」 彩峰 優・作 ファミ通文庫刊 第9回エンターブレインえんため大賞の特別賞受賞作。 不条理ギャグが微妙な作品。 個人的には笑いがからだに合わず、読むのが苦痛でした。 どこがまずいかといったら、不条理ギャグの部分とシリアスのさじかげん。最初ギャグで押… トラックバック:0 コメント:0 2008年07月19日 続きを読むread more
読書短感想文 「戦う司書と追想の魔女」「戦う司書と荒縄の姫君」「戦う司書と虚言者の宴」 ~(いわば)第1部完後の展開に四苦八苦?~ 「戦う司書と追想の魔女」「戦う司書と荒縄の姫君」「戦う司書と虚言者の宴」 山形 石雄・作 集英社スーパーダッシュ文庫刊 「戦う司書と追想の魔女」 第4回スーパーダッシュ小説新人賞で大賞を受賞したシリーズの第5巻。やっとまとまりそうな雰囲気。実はお姫様タイプ属性のハミュッツ・メセタ… トラックバック:0 コメント:0 2008年07月16日 続きを読むread more
読書短感想文 「デビルズ・ダイス 1の目 神はサイコロを振らない」 ~このタイプの作品を書くには作者は力不足~ 「デビルズ・ダイス 1の目 神はサイコロを振らない」 いとうのぶき・作 角川スニーカー文庫刊 第11回角川スニーカー大賞の奨励賞受賞作品を改題・・・ではなく別作品だそうです。 安易に悪魔の力に魅入られた主人公に、読んでるこっちは高い対価を払う羽目になるんじゃないかとハラハラ。そしてそ… トラックバック:0 コメント:0 2008年05月21日 続きを読むread more
読書短感想文 「雅先生の地球侵略日誌」「君のための物語」 ~プロの作品と思わなければ楽しめるかも?&よくまとまった連作長編~ 「雅先生の地球侵略日誌」 直月 秋政・作 ファミ通文庫刊 第8回エンターブレインえんため大賞東放学園特別賞受賞作。 学生の卒業制作を出版しているんじゃないかと話題の東放学園特別賞といえば、第6回の怪作「私のKnightになってよネ!」が強烈に印象に残っています… トラックバック:0 コメント:0 2008年05月15日 続きを読むread more
読書短感想文 「りっぱな部員になる方法。 1) 紙ヒコーキと四次元黒板」「カミマゴ 羽根としっぽと世 ~キャラのはしゃぎ方に耐えられるか?&久々にまったく面白くない駄作~ 「りっぱな部員になる方法。 1) 紙ヒコーキと四次元黒板」 午前三時五分・作 集英社スーパーダッシュ文庫刊 第6回スーパーダッシュ小説新人賞の最終選考作。 にぎやかしがいるいかにもライトノベルなキャラクターたち。ありがちなキャラが狂騒的にはしゃぎまくるという… トラックバック:0 コメント:0 2008年05月06日 続きを読むread more
読書短感想文 「カッティング ~Case of Mio~」「BAD×BUDDY 12月の銃と少女」 ~人外の文章力は破壊力抜群(冒頭のみ)&色んな意味でいかにも富士見ミステリー文庫~ 「カッティング ~Case of Mio~」 翅田 大介・作 HJ文庫ノベル刊 第1回HJ文庫ノベルジャパン大賞(ホビージャパン)の佳作受賞作。 冒頭から「知的識的頭脳」といきなり人外の文章力で迫る作品DEATH。「識的」なんて言葉、「広辞苑」… トラックバック:0 コメント:0 2008年04月28日 続きを読むread more
読書短感想文 「ほうかご百物語」「樹海人魚」 ~ソフト「かのこん」に大賞の価値はあるか?&中村九郎超先生閣下はあいかわらず小説以前~ 「ほうかご百物語」 峰守ひろかず・作 電撃文庫刊 第14回電撃小説大賞の大賞受賞作。 人間以外の美少女が出てきて、特殊な先輩がいる美術部で人外の訪問者が引き起こす大騒動!・・・というまあいかにもなラノベ。ソフトな(特色がない、とも言います)… トラックバック:0 コメント:0 2008年04月04日 続きを読むread more
読書短感想文 「バルト海の復讐」「0の殺人」 ~のほほん復讐譚は不出来め水準作&前作よりもパワーアップの2作目~ 「バルト海の復讐」 田中芳樹・作 光文社カッパノベルス刊 バルト海を舞台にした時代海洋冒険ロマン。部下に裏切られた若き船長が仲間を集めて反撃するというお話。 ハリウッド映画みたいな展開と揶揄的に語られることもありますが、肩のちからを抜いて楽しめます。同じ時代海… トラックバック:0 コメント:0 2008年04月02日 続きを読むread more
読書短感想文 「暗闇にヤギを探して」「沙の園に唄って」 ~新味はないが安定してます・2連発~ 「暗闇にヤギを探して」 穂史賀雅也・作 MF文庫J刊 第2回MF文庫Jライトノベル新人賞の優秀賞受賞作。 奇矯な登場人物たち、そしていい意味でライトノベルならではの奇抜な設定。 それでいてラブコメ・・・というか恋愛もの?です。 平凡で優しさだけがとりえの主人公がハンディキャップを背負っ… トラックバック:1 コメント:0 2008年03月24日 続きを読むread more
読書短感想文 「ストーン ヒート クレイジー」「トリックスターズC PART1・2」 ~類型安定ビルディングスロマン・スチームパンク&肩すかしと間延びの句読点~ 「ストーン ヒート クレイジー」 三上 康明・作 集英社スーパーダッシュ文庫刊 第5回スーパーダッシュ小説新人賞の最終選考作。 イラストは「学園カゲキ!」(山川 進・作)のよし☆ヲ氏。がんばってはいるのに実力の不足を痛感させるイラストが強烈に印象に残っ… トラックバック:0 コメント:0 2008年03月18日 続きを読むread more
読書短感想文 「バカとテストと召喚獣」「輝石の花」 ~小粒だがバランスの良さを軽く楽しむ佳作たち~ 「バカとテストと召喚獣」 井上 堅二・作 ファミ通文庫刊 第8回エンターブレインえんため大賞の編集部特別賞受賞作。 カッ飛んだ設定によるゲーム性あふれるクラス対抗戦・・・よりもインパクトの強いキャラクターたちによるお馬鹿ギャグが読みどころ。 いかにも「ライト」ノベルな軽い楽しさ… トラックバック:0 コメント:0 2008年03月16日 続きを読むread more
読書短感想文 「108年目の初恋。」「アリフレロ キス・神話・Good by」 ~バランスの良さで読ませる1冊&中村九郎超先生閣下はライトノベル業界の突破者~ 「108年目の初恋。」 末永 外徒・作 ファミ通文庫刊 第8回エンターブレインえんため大賞の優秀賞受賞作。 受賞時の題名は「学校の初恋」で、その前年「学校の階段」が受賞している以上そりゃタイトル改変になるわなと納得。学校(旧校舎)の憑喪神が新入生と… トラックバック:1 コメント:0 2008年03月05日 続きを読むread more
読書短感想文 「ギャルゴ!!!!! 地方都市伝説大全」「地を駆ける虹」 ~途中までは良かったんだけどね。&300ページ弱かけたプロローグ~ 「ギャルゴ!!!!! 地方都市伝説大全」 比嘉 智康・作 MF文庫J刊 第3回 MF文庫Jライトノベル新人賞の優秀賞受賞作。 すっとぼけたタイトル通りのコミカル退魔ものです。ちなみにギャルゴは主人公のあだ名でギャルゲー・ゴッドの意。お間抜け感つるべ打ちのゆるい… トラックバック:0 コメント:0 2008年02月17日 続きを読むread more
読書短感想文 「姫宮さんの中の人」「姫宮さんの中の人2」「ディストーション 屍鬼の女王」 ~タイトル通りの1発ネタコメディ&ありがち水準作サスペンスホラー~ 「姫宮さんの中の人」 月見草平・作 MF文庫J刊 「魔法鍵師カルナの冒険」の作者の近刊で新シリーズ1巻目。 美貌の生徒会長、その正体は「外の人スーツ」で、内側には引っ込み思案な「中の人」が・・・という一発ネタコメディ。キャラクターの配置とかはありがち。 「乃… トラックバック:0 コメント:0 2008年02月08日 続きを読むread more
読書短感想文 「声で魅せてよベイビー」 ~しっかりとした構成の佳作ジュブナイル~ 「声で魅せてよベイビー」 木本 雅彦・作 ファミ通文庫刊 第8回エンターブレインえんため大賞の佳作受賞作。 超自然要素はトッピングでその実少年少女の恋愛や夢に向かってトライ&エラーで進んでゆく姿を描く非常にまっとうなジュブナイル。語り手の高校生の「ハッカー」とかヒロインの「腐女子」とい… トラックバック:0 コメント:0 2008年01月30日 続きを読むread more
読書短感想文 「時の魔法と烏羽玉の夜」 ~傑作。ストーリーテリングの巧みさに酔え~ 「時の魔法と烏羽玉の夜」 在原竹広・作 電撃文庫刊 学園サスペンスホラー「桜色BUMP」の作者の近刊。電撃と縁が切れていないことが驚きでもあり嬉しくもあり。 序盤オフビートなのは相変わらずで、「TAKE FIVE」のように気の抜けた感じ。平凡な中学生と異能力を持った少女&マスコットと… トラックバック:0 コメント:0 2008年01月14日 続きを読むread more
読書短感想文 「レンズと悪魔 Ⅴ.魔神陥落」 ~相変わらずの面白さ~ 「レンズと悪魔 Ⅴ.魔神陥落」 六塚 光(あきら)・作 角川スニーカー文庫刊 相変わらず面白さは抜群。ユーモアとシリアスが絶妙に混じった作風は数あるライトノベルの中でも突出。キャラの立たせ方は上手く、同じ「復讐」に行動の基盤がある登場人物でもその違いを際だたせるなど人物造形も適確の一語。 ストーリー的に… トラックバック:0 コメント:0 2008年01月08日 続きを読むread more
読書短感想文 「警極魔道課チルビィ先生の迷子なひび」 ~昔ながらの味。駄菓子としてのラノベ~ 「警極魔道課チルビィ先生の迷子なひび」 横山 忠・作 集英社スーパーダッシュ文庫刊 第6回スーパーダッシュ小説新人賞の佳作受賞作。 マイペースなスーパーヒロインが大暴れといういかにも富士見ファンタジアでやってたような内容のライトノベル。お子様でにぎやかしのチルビィ先生が実は無駄に強く、そ… トラックバック:0 コメント:0 2008年01月03日 続きを読むread more
読書短感想文 「ひなた橋のゴーストペイン」 ~小粒な爽やか青春ジュブナイル~ 「ひなた橋のゴーストペイン」 有澤 翔・作 電撃文庫刊 第6回電撃hp短編小説賞の金賞受賞作後の第1作が刊行。 電撃hp系の新人の作品って、地雷までいきませんがガッカリ感続出という印象。今回はそれよりはマシな、読みやすいのが取り柄の連作長編青春小説ジュブナイル。 いかにも電撃hpらしい「ちょ… トラックバック:0 コメント:0 2007年12月27日 続きを読むread more
読書短感想文 「鉄球姫エミリー」 ~中盤以降の展開で評価が割れる、ライトノベルのある種の「典型」~ 「鉄球姫エミリー」 八薙 玉造・作 集英社スーパーダッシュ文庫刊 第6回スーパーダッシュ小説新人賞の大賞受賞作。 身体能力を向上させる鎧を使って鉄球で戦うお姫様というミスマッチを楽しむ1発ネタ系ライトノベル。一昔前の富士見ファンタジアでやってたような内容ですがラ… トラックバック:0 コメント:0 2007年12月23日 続きを読むread more
読書短感想文 「時載りリンネ!1 はじまりの本」 ~小粒で退屈なジュブナイル~ 「時載りリンネ!1 はじまりの本」 清野 静(せいの せい)・作 角川スニーカー文庫刊 第11回角川スニーカー大賞の奨励賞受賞作。 個人的にはもう奨励賞という時点で地雷臭ぷんぷん。「イチゴ色禁区 (1) 夏の鳥居のむこうがわ」(神崎 リン・作)の衝撃がまだ抜けておりません。 涼宮ハルヒ系妄想女か… トラックバック:1 コメント:0 2007年12月16日 続きを読むread more
読書短感想文 「隣人 SUKURA in Pale Rose BUMPⅣ」 ~「注文の多い料理店」風ホラー~ 「隣人 SUKURA in Pale Rose BUMPⅣ」 在原竹広・作 電撃文庫刊 第2回電撃hp短編小説賞の三次選考から生まれた学園サスペンスホラー「桜色BUMP」の第4弾。 この作品にたどり着いた人はかなりの少数派でしょう。第1巻は後半の展開に難があり、この巻の前に出た新シリーズ「TA… トラックバック:0 コメント:0 2007年12月11日 続きを読むread more
読書短感想文 「リヴァースキス」 ~読みやすいけれど退屈~ 「リヴァースキス」 佐野しなの・作 電撃文庫刊 第7回電撃hp短編小説賞の大賞受賞作。 男女が入れ替わるたぐいの変形パターンです。安定だけしてるのがとりえという、いかにも電撃hpな作品。読みやすいというのは美点ですがどうにも小粒。でもまあ40年くらい前のジュブナイルの話のスケールはこういう感じなので、… トラックバック:1 コメント:0 2007年12月06日 続きを読むread more